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2025.4.12[チーム]
PICKUP PLAYER DF20 中谷進之介『出し切って、戦う。』
前節・柏レイソル戦は序盤から相手の圧力を受ける形になり、かつ、跳ね返す道筋を見つけられないまま時計の針が進んでいってしまいました。ただ、悪い流れの中でもしっかり最後のところで体を張りながら、ゼロで折り返せたのはポジティブに受け止めていました。また、途中から従来の4-2-3-1に戻した中ではフィニッシュまで持ち込めたシーンもあったからこそ、後半はそのチャンスをできるだけ多く作り出そうという意思統一もありました。ですが結果的に、後半はチーム全体の運動量も落ちてしまった中で相手に上回られて失点したことと、その後もひたすら押し込まれる展開になってしまったのは課題だと受け止めています。
この柏戦も含め、苦しい戦いが続いています。昨シーズンは、試合を重ねるごとに『勝ち方』みたいなところが明確になり、これをすれば結果が出るというような戦い方の軸がチームに備わっていく中で『熱量』が生まれていった印象がありますが、今年はまだその軸がグラグラしているのも否めません。各々が勝つために全力を尽くしていることに嘘はないし、それによってチームのあちこちで小さな『火』はついているものの、それが他の『火』に連鎖しないうちに鎮火してしまう、という連続で、なかなか大きな炎になっていません。それを踏まえても、まずは戦い方の軸を揺るぎないものにしなきゃいけないし、それとともにチームの熱量をもっと大きくしていかなきゃいけないと思っています。そこを引き続き、みんなで求めていきたいです。
今節対戦する名古屋グランパスは、昨年途中から継続しているオールコートマンツーマンのような守備でハメてくると予想しています。ガンバにとっては、その守備をいかに外して攻撃チャンスを見出せるかが勝負のポイント。前から圧力をかけるのか、あるいは、少し名古屋にボールを持たせるような展開にするのか。その意思統一を図りながら試合を進めたいと思います。
個人的には前節に続く『古巣』戦ですが、昨年も対戦していますし、パナソニックスタジアム吹田で戦うので、アウェイ戦ほど意識することはありません。とか言いつつ、名古屋のユニフォームを目の前にすれば否が応でも熱が上がるはずなので、その熱をピッチでのプレーにしっかり落とし込んで戦おうと思います。
ここ4試合、サポーターの皆さんに悔しい思いをさせてしまっていますが、今節こそ、試合後にはみんなで喜び合いたいです。出し切って、戦います。勝ちましょう!