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ニュース

2020.10.19[チーム]

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[WE ARE GAMBA OSAKA 2020]DF4 藤春 廣輝

一つ後のニュース

  • 高校3年生の時に左サイドバックに転向して以来、攻撃的なプレースタイルを貫いてきた
  • 長谷川健太氏(現FC東京監督)との出会いをきっかけに、初めて本気で『守備』の必要性を感じるようになった
  • 最後の最後まで走りきった先に何度も喜びを経験した
  • 練習なら最初から最後まで、試合なら、90分間、一切サボらずに走り続ける。
様々なシーンを通して、ガンバ大阪との『絆』を紹介する『WE ARE GAMBA OSAKA』。今シーズンは、それぞれの人生で印象に残る試合や出来事、出会い、を通してその胸に根づく、ガンバ愛を浮き彫りにする。

 「攻めて、攻めて、攻め倒す」
 高校3年生の時に左サイドバックに転向して以来、大学時代も、プロになってからも貫いてきたプレースタイルに、初めて本気で『守備』の必要性を感じるようになったのは、13年に監督に就任した長谷川健太氏(現FC東京監督)との出会いがきっかけだ。
「左サイドバックとしてプレーするようになってから、正直、ディフェンスに分類されるポジションながら守備のことを考えたことはほぼなかったし、それこそ守備をした記憶もほぼないんです(笑)。実際、大学時代も攻撃さえやっていればOKという感じだったし、11年にガンバに加入してからも当時の西野朗監督に守備のことを言われた記憶もない。周りがすごい選手ばかりだったので僕がガンガン、攻めていても後ろでバランスを取ってくれていたんだと思いますが、正直、当時は『何が、守備や』くらいに思っていました(笑)。そんな僕が守備のことを考えるようになったのは、健太さんが就任してから。健太さんに普段の練習から事細かに守備についてのポジショニングのことを言ってもらうようになって、試合でも守備のコツをつかめたというか、自分の意思で守備ができるようになったし、それがサイドバックとしてのプレーに幅をもたせてくれた。あの時間がなければ今もこうしてサイドバックとしてプレーすることはできていなかったんじゃないかと思う」
 しかも彼自身も驚いたと話すのは、あれだけ頭になかった『守備』を意識するようになって、サイドバックの面白さが増したことだ。繰り返されるアップダウンに体力を奪われ、試合の終盤には全身がつってしまったことも一度や二度ではない。だが、それも楽しいと思えていると笑う。
「今年の夏は特に…去年の夏をケガで体感していなかった上に連戦だったので正直、キツかったです。集中力だけで何とか持ち堪えていたけど、体はボロボロ。後半の途中くらいから、体の中に何の力も残ってないんちゃうかっていうくらいフラフラで本能で動いていました(笑)。でも、やっぱり走りたいし、攻めたいんですよ、心が。それはきっと、最後の最後まで走りきった先に、アシストやチームの得点、勝利といった喜びを何度も経験してきたから。その成功体験があるからどんな状態に陥っても体が自然と反応するんやと思う」
 もっとも、すべてがいい記憶ばかりではない。自らのミスが失点につながって「悔しいという言葉では片付けられない」思いをしたこともある。チームメイトの優しさが心に沁みすぎて、痛かった。
「今年のホームでのFC東京戦みたいに自分のミスでチームに迷惑をかけることもあり…当然、その日は凹むし、落ち込むし、何よりチームに申し訳ない思いでいっぱいで…。しかもチームメイトも…もっとブチ切れて怒ってくれたらいいのに、みんなして束になって優しさをぶつけてくるから余計に心が痛みました。でも、凹むのはその日だけ。ネガティブな感情を次の日に持ち込みたくないから、翌日までにはなんとか切り替えます。1つのミス、失敗で落ちていくのは簡単やけど、それをプラスの力に変えて這い上がり、今度は自分がチームのために仕事をするのがプロのアスリートやと思うから」
 そう言い切れるのも、普段からできる限りの力をサッカーに注ぎ、全てを懸けてサッカーに向き合っているからだろう。現にチームで1、2を争う走力やスプリント回数は、彼があまり公にはしていない様々な積み重ねがあってこそピッチで花開いている。
「プロとして理想のプレーに近づくために、自分なりの努力をするのは当たり前。僕だけじゃなくてみんなが自分にいろんなものを課して戦っている。それはピッチでも同じ。だから、たとえ自分の理想とするプレーと、監督から求められるプレーが違っても、まずはポジティブに向き合おうと思っています。去年から経験してきたウイングバックも正直、難しさは感じているけど、否定から入るのは簡単ですからね。それに、新しいサッカー感に触れることでプレーの幅が広がることも必ずある。実際、自分が興味のなかった守備を健太さんに教えられたことで、今の自分があるからこそ余計にそう思います。だからまずは素直に求められる仕事をやってみる。これはプロになってからずっと心がけてきたことの1つです」
 今年でプロ10年目。果たしてその『理想のプレー』の着地点はどう描いているのか。「生涯サイドバックで」と話す藤春らしい言葉が返ってきた。
「大きな目標は特にないです。ただひたすら1日1日を全力でやりきること。練習なら最初から最後まで、試合なら、90分間、一切サボらずに走り続ける。それだけかな」
 彼が不動の左サイドバックとして信頼される理由は、そこにある。


Interview and text by Misa Takamura

Back Number
MF10 倉田 秋
https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/11485/

トレーナー 桝井 周
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DF27 髙尾 瑠
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FW18 パトリック
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FW9 アデミウソン
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MF15 井手口陽介
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FW33 宇佐美貴史
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MF14 福田湧矢
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