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明治安田J1リーグ第12節
2024.5.6(月休) 13:05キックオフ

vs.セレッソ大阪

パナソニックスタジアム吹田

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2024.5.5［チーム］

［プレビュー］総力戦で意地を見せる大阪ダービー。満員のパナスタで勝つガンバだけを見せる

長いシーズンでは必ず、チームにとっての踏ん張りどころがやってくる。前節、ワンチャンスに付け込んだ福岡に0-1で敗れ、今季2度目の連敗を喫したガンバにとって、ホームで迎える大阪ダービーはチームの総力戦で意地を見せるべき大一番である。
「監督としては責任を感じるし、サポーターの胸に喜びを届ける責任がある。勝てば勝点3以上の喜びがある試合」（ポヤトス監督）。ガンバを率いて公式戦では5度目となるダービーを戦う指揮官も、この一戦が持つ重要性を認識する。

福岡戦では相手のロングシュートで追う展開を強いられ、5バック気味の相手をこじ開けきれなかったガンバだが、ダービーで待つのは真っ向勝負のぶつかり合いである。
「自分たちとしてはどれだけ苦しい時間帯を耐え凌げるかが鍵になる」と宇佐美は話す。

相手は昨季から用いる4-3-3をより成熟させ、ボールを動かすサッカーを指向してくるが、だからこそガンバが見せるべきはチーム全体で統一感のある粘り強い守りを見せることだ。
もちろん、圧倒的な後押しを見せてくれるホームのサポーターで受け身に回るつもりはないが、この一戦で必要なのは勝利という結果のみである。
「理想は掲げるけど、そのために必要なことをチームで整理することが勝利に近づく」と青黒のプライドを知る宇佐美も話す。
ダービー初参戦となるウェルトンも言う。「勝つことだけにこだわるのがダービーという試合」。

札幌から加入した田中がアンカーを務める相手に対して、ガンバが狙うべきは当然、アンカー脇のスペースだ。
昨季まで在籍した古巣の特徴を知る鈴木にとっても特別なダービーになるが、「誰が何回、相手ゴール近くで足を振れるかが大事になる。自分が持っているものをぶつけたい」と宇佐美ら前線のアタッカーに好パスを供給するつもりでいる。

相手は前節、札幌と引き分けて3位に転落。直近の3試合は2分1敗という状況だが、リーグ戦のダービーでは5連勝という成績でパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる。
今季も4-3-3を継続している相手の強みはやはり、リーグ3位タイの得点数を記録しているチームの最前線に立つ外国籍アタッカーである。
とりわけガンバが警戒すべきは得点ランクで2位となる9得点をゲットしているレオセアラ。現在、6試合連続ゴール中だ。
ただ、「クロスからレオセアラに合わせるところへの迫力もある」とポヤトス監督が話すように、典型的なフィニッシャーでもあるレオセアラへのクロスを供給させないことも勝利に不可欠だ。

パリ五輪出場を決め、U-23日本代表からガンバに再合流した半田はジョルディクルークスやルーカスフェルナンデス封じに燃える一人。「クルークス選手の左のキックには警戒したい」と半田もマッチアップに燃えている。
「ホームでしっかりと流れを変えたい」（ポヤトス監督）。
僅差でもいい。泥臭くてもいい――。サポーターと共に勝利だけを掴み取る。

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