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明治安田生命J1リーグ 第28節
2023.9.24(日) 17:00キックオフ
vs.浦和レッズ
パナソニック スタジアム 吹田
ガンバ大阪
浦和レッズ

2023.9.23[チーム]

[プレビュー]ルヴァンカップの悔しさを力に。浦和に示すべきはガンバのプライド

「ルヴァンカップで敗退して悔しい思いをした。相手が浦和ということでサポーターの皆さんが負けたくないという気持ちも分かっている。次はホームで勝つだけ」。黒川はガンバの誰もが埼玉スタジアムで噛み締めた思いをこう語った。
ルヴァンカップの準々決勝だけでなく、アウェイのリーグ戦でも敗れているガンバにとって今季の浦和戦は3戦3敗。パナソニックスタジアム吹田に集うサポーターの前でガンバに期待されるのはいかなる形であろうと浦和に勝ち切るというミッションのみである。

「浦和はしっかりと均衡が取れた選手による穴がないチーム。難しい試合になるが一言でいうとチャレンジになる」(ポヤトス監督)。
もちろん、浦和の堅守をこじ開ける上でポヤトス監督も策は落とし込み済みだが、戦術以上にこの試合で求められるのは強いメンタリティ。「選手個々が自分らしさを出して、あとはポジティブに気持ちを持って行って欲しい」と指揮官も言う。
互いに手の内は分かった上での再戦になるが、ガンバにとっては攻守両面で真価が問われることになる。

勝利を手にする上で必要なのはゴールだが、リーグ最小失点の浦和に対して今季ガンバはアウェイのリーグ戦でジェバリが決めた1点しか奪えていない。
ただ、ルヴァンカップの準々決勝では再三、決定機も作り出していただけに粘り強く「赤い壁」をこじ開けるのみだ。
ショルツとホイブラーテンで構成するCBコンビは高さと強さを持ち合わせるが、攻守のバランスを司る山本は浦和攻略に向けて、ボールの動かし方が鍵になるという。
「片側のインテリオールからアンカーを経由して逆サイドにボールを持っていけば、黒川をいい形で活かせる」(山本)。
中央をしっかりと締め、ジェバリに対しての縦パスやフィードは徹底マークして来る浦和だけにサイドをいかに攻略するかが鍵になりそうだ。

そして、堅い守りに加えて浦和の強みは試合巧者ぶりにある。中国でのACL初戦を終え、中3日の日程でパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる浦和は連戦だけに、コンディション面ではガンバに分があるのは事実。しっかりブロックを形成し、ガンバの攻め疲れを待ったり、セットプレーなどで隙を突いてくる上手さを持つ浦和だけに、新潟戦の終盤に見せたような攻め急ぎは禁物。粘り強く90分で勝ち切りたい。
浦和はACLの初戦、武漢三鎮に2度先行されながらもリンセンとカンテのゴールでドローに持ち込む勝負強さを見せている。連戦だけに前線の顔ぶれは不透明だが、6得点でチーム得点王のカンテなど決定力を持つ外国籍のアタッカーがいるだけに、守備陣の踏ん張りも不可欠になる。
「今季、浦和に3回負けている。もう負けるわけにはいかないと誰もが思っているし、それをパワーに変えてやっていきたい」(山本)。今月、3度目となる浦和戦はガンバにとって意地とプライドを示すべき一戦だ。

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