ポヤトス監督「本当に選手たちは良い試合をしてくれたと思っています。もちろん、この負けはすごく悔しく残念に思っています。前半の15分あたりまでは、相手にセカンドボールを拾われたりしたんですが、15分以降は自分たちの流れに持っていき、チャンスをしっかりと作れたんじゃないかなと思っています。あのゴールに関しては、すごく悔しく思っています。ハーフタイムに調整をしっかりとして、後半のところは選手たちも意図がある形でしっかりとプレーしてくれましたし、相手が町田さんというところで、快適にプレーができない時もありましたが、選手たちはしっかりとやってくれたと思っています。ファン・サポーターの皆さま、そして、選手たちも今は悔しさでいっぱいだと思いますし、責任者としてこの試合を取れなかったことに、本当に自分自身も悔しく、皆さんと同じく悔しく悲しく思っています。」

Q「今日は4-4-2の布陣で中盤をダイヤモンドにされたと思います。スリーボランチに関しては町田のセカンドボール対策というか、守備の狙いがあったと思いますが、一方で、ポヤトス監督は今、ウイングらしいウィングがいないとおっしゃっている中で、そのウイングがいない中での攻撃の狙いも今日の布陣にあったと思います。言える範囲で結構ですが、今日の狙いを教えてください。」
ポヤトス監督「全ておっしゃっていただいた通りだなと自分自身では思っています。セカンドボールをしっかりと拾いたいという意味であの形のボランチに配置しました。相手のウイングバックやシャドーの西村選手、相馬選手らはスペースを突く動きもあり、オ・セフン選手も前線で存在感を示す動きをするので、そこのコントロールをするためにディフェンスラインの前にネタ（ラヴィ）をしっかりと置いて、そのスリーボランチでコントロールしていきたかったという意味がありました。相手も前からプレッシャーかけてくるところもあり、我々の前線でしっかりと起点も作りながら、そういったところを（宇佐美）貴史も含めて突いて行きたかったというところの狙いはありました。プラン通りに選手たちしっかりとやっていたと思いますし、本当に勝ちたかったなという試合ですが、ここからまた自分自身も学んでそれを次の機会に生かしたいと思っています。今はウィングがいないという状況も含めて今日のプランを練ってきました。」

Q「この形で攻撃のところでは結構、相手のスリーバックの脇を狙うことはしていたと思いますが、もう少しインサイドの選手、スリーボランチの誰かが、より前線に飛び出すような動きの欲しかったというところもありますか？」
ポヤトス監督「そうですね。その辺はフレキシブルに対応しようと、サイドバックも繋ぎながら、そこを狙いたかったなという意図はありました。もちろん、そこのところで（美藤）倫、（鈴木）徳真もそういったところを狙ってたんですが、なかなか徳真のところで深さを取るというところは、なかなか難しさもあったと思いますし、バランスをしっかりと取りたいというところもありました。ですので、サイドバックの（半田）陸と（黒川）圭介にもうちょっと高い位置を取ってという指示は後半に向けて出しました。」

Q「このシステムというのは、今ウィングがいない中でのシステムとして、今後も起用して試していくのか、それとも対町田戦というところだったのかを教えてください。」
ポヤトス監督「しっかりと分析をして、その辺も決めていきたいと思っています。」

Q「今日はジェバリ選手とヒュメット選手を2人並べて、それは長い時間やっていましたけど、ヒュメット選手をよりフィットさせるために今後はその形なのか、時間なのか、どういったところが重要になるとお考えでしょうか。」
ポヤトス監督「本当に彼には時間が必要なのかなと思っています。もちろん仲間との連携であったりというところでは、もっともっと深くやっていかないといけないところもありますし、それは練習、試合のところで連携もしっかりとこれから時間をかけてやっていき、そして少しずつ彼の流れも入ってくるのかなと思っています。彼もチームの大事な一員というところで、彼1人で何かをやろうという形の選手ではなく、全員がチームの中の大事な一員というところを、全員が認識して今後もやってくれると思っています。」