ガンバ大阪
  • Panasonic
  • ロート製薬(株)
  • umbro
  • (株)ダイセル
  • シップヘルスケアホールディングス(株)
  • (株)東洋ゴム工業
  • 大建工業(株)
  • (株)セブン-イレブン・ジャパン
  • Sky(株)

GAMBA OSAKA OFFICIAL WEB SITEGAMBA OSAKA OFFICIAL WEB SITE

ニュース

一つ前のニュース

2020.9.21[チーム]

Powered by GAMBAplus

[WE ARE GAMBA OSAKA 2020]トレーナー 桝井 周

一つ後のニュース

  • 意外にも、ふとした瞬間に甦ってくるのは、「負けた試合ばかり」だと語る桝井。
  • ケガのリハビリなどに代表される選手の『陰の戦い』もつぶさに見てきた。
  • 試合中はゲームの展開以上に選手の体のことが気になる
  • 今年で在籍18年目。05年に始まったガンバ大阪の『タイトル』の歴史は全ていい思い出。
様々なシーンを通して、ガンバ大阪との『絆』を紹介する『WE ARE GAMBA OSAKA』。今シーズンは、それぞれの人生で印象に残る試合や出来事、出会い、を通してその胸に根づく、ガンバ愛を浮き彫りにする。

意外にも、ふとした瞬間に甦ってくるのは、「負けた試合ばかり」だと言う。今年で在籍18年目。もちろん05年に始まったガンバ大阪の『タイトル』の歴史は全ていい思い出だが、一方でケガのリハビリなどに代表される選手の『陰の戦い』もつぶさに見てきたからだろう。どれだけ時間が経っても、悔しい記憶は脳裏から離れないそうだ。

「Jリーグで初優勝した05年や、AFCチャンピオンズリーグで初めてアジアの頂点に立った08年、三冠の14年など、幸せなことに、いろんな嬉しい瞬間に立ち会わせてもらって、その都度、すごく嬉しかったのに、思い出されるのは負けた試合に関することがほとんどで…。05年のナビスコカップ決勝の(現ルヴァンカップ)ジェフ千葉戦や15年の同決勝の鹿島アントラーズとか。リーグ戦も然りで『タイトル』の可能性が消滅してしまった試合とか、12年の最終節でJ2降格が決まってしまったジュビロ磐田戦とか。その時々の選手の表情や選手の試合前の様子、試合が終わったあとの表彰式での表情も含めてよく覚えています。他にも、ルヴァンカップの決勝では延長戦に入る前に、ある選手の折れている肋骨にバンテージを巻き直したな、とか。12年の天皇杯決勝がガンバでのラストマッチになる選手がいて、ギリギリまで必死に腰痛のリハビリに取り組んだけど、試合当日の朝に『今の状態だとチームに迷惑がかかる』と出場を諦めたよな、とか。どのチームもそうだと思いますが、1つ1つの試合ごとに、選手個々の、時にはチームメイトさえ知らされていないような戦いや想いがありますからね。それが勝利に繋がれば『ああ、良かったなぁ』と通り過ぎていくんですけど、結果が出ない時ほど僕の中にも勝たせてあげたかったな、思い切りプレーさせてあげたかったなっていう悔しさが色濃く残る。だから余計に覚えているのかもしれません」
 といっても、桝井はそうした『悔しい記憶』も忘れたいとは思っていない。これまでも、これからも、そうして味わってきた経験を自らの糧として仕事に活かしていくことが自分の『責任』とも考えている。
「選手が負けた試合で自分の責任を考えるように、僕たちメディカルスタッフもそれは同じです。もっとやれたことはなかったか。違うリハビリの方法はなかったか。自分の仕事を見つめ直すことは多いですし、それがまた頑張る原動力にもなっている気がしています」
 桝井の言う『自分の仕事』とは、自分の全ての知識、技術を注いで、選手が万全の状態でボールを蹴れるようにサポートすること。そのためには、選手に優しく寄り添うばかりではなく、時に厳しい言葉をかけ、気持ちを盛り上げ、背中を押す。
「監督が日々、誰を起用しようか頭を悩ませるくらい、選手をコンディション万全の状態で練習に送り出すことが我々の仕事。ただ、選手それぞれに体も違うし、例えば同じケガをしても復帰までの過程は選手によってまちまちですからね。だからこそ、いろんな『ケース』を情報としてストックしておくことは大事だと思っています。選手のメンタル面を気遣う上でも、過去に同じケガを負った選手のリハビリ中の話をしてあげるだけで気持ちが少し楽になる選手もいますしね。今は簡単に最新の情報がインターネットで手に入る時代ですが、温故知新という言葉がある通り、我々の仕事では意外と昔の情報が生きることもある。と言っても、選手の性格によっては、逆にそういう言葉がけを必要としていない選手もいますからね。選手の性格や顔色も見ながら一人一人に向き合って対応を変えたり、リハビリの過程を変えたり。とにかく1日も早く万全の状態でピッチに立つための最善の策を選手ごとに考えて仕事にあたっています」
 そんな風に、いつも選手の体を慮っているせいか、試合中はゲームの展開以上に選手の体のことが気になっているそうだ。ケガをしていた箇所や張りを訴えていた足の状態が気になったり、体のバランスが崩れていないかに目がいったり。ピッチで元気に走り回っていれば安心ということでも、活躍すればOKということでも決してなく、シーズンが続く限り気持ちが休まることはない。
「ケガをするなよ。もうリハビリに戻ってくるなよ」
 毎試合、ピッチに注がれる鋭く、温かい眼差しもまたガンバが勝利に向かうための、欠かせない力になっている。


Interview and text by Misa Takamura

Back Number
DF27 髙尾 瑠
https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/11367/

FW18 パトリック
https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/11290/

FW9 アデミウソン
https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/11228/

MF15 井手口陽介
https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/11137/

FW33 宇佐美貴史
https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/10889/

MF14 福田湧矢
https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/11086/