この試合はガンバ大阪が勝利を飾り、同日15:00キックオフの松本が引き分け以下の結果で終わればJ1リーグ残留が確定する試合となった。
その試合のスタメンにガンバは、湘南戦と同じメンバーをピッチに送り出し、勝利を目指した。
試合は最終ラインからボールを繋ぎビルドアップを図る大分に対し、要所を締めるガンバの守備が機能し大分にボールを前に運ばせない。
大分は左サイドにロングボールを供給し、大分・田中のスピードを活かした攻撃でゴールを狙うが、この日田中と対峙した小野瀬が落ち着いた対応を見せ目立ったチャンスは作らせない。
一方攻撃では、アンカーの遠藤が最終ラインからのボールを受けて、前線へ楔のパスを送りチャンスメイクしていくなど、この日も存在感を発揮する。
すると11分。その遠藤からの縦パスを受けた矢島が中央のアデミウソンにワンタッチで繋ぐと、左に流れた宇佐美にパスが通り、その宇佐美がエリア内で左足を振り抜いてニアサイドを打ち抜き先制。
幸先よく先制したガンバはその後も大分にボールを持たれるものの、両インサイドハーフのプレッシングや、最終ラインがロングボールへも落ち着いた対応を見せゴールは割らせない。
しかし39分。ガンバ陣内でファールを与えると、リスタートした大分に一瞬の隙を突かれ右サイドからグラウンダーのクロスを許すと、大分・三平にニアサイドで合わせられ失点。同点に追いつかれ1-1で試合を折り返す。
両チーム交代なく始まった後半は50分。
中央の小野瀬からDFライン背後を取ったアデミウソンにパスが通りボールを収めると、左サイドからカットインでエリア内に侵入しシュートを放つが枠を捉えずゴールを奪えない。
すると64分。左サイドからのCKを許すと、こぼれ球を大分・岩田に押し込まれ失点。逆転を許し1点ビハインドとなる。
リードされたガンバは、直後の65分に矢島に代えてスサエタを投入。75分には井手口に代えてパトリックを投入。前線に高さを出して攻勢を強めに行く。
その直後にはCKを立て続けに獲得。セットプレーからゴールを目指すも大分にクリアされゴールを奪えない。
82分には菅沼に代えて福田を投入。そのまま右CBに入る。
アディショナルタイムには中盤でファールを受けて得たFKを東口がキッカーを務め、ゴール前に人数を掛けて得点を奪いに行く。
そのFKでファーサイドに流れたボールの折り返しに宇佐美が合わせるがこれも得点には至らず試合はそのまま試合終了。
宇佐美のJ1通算50得点目で先制するものの、その後逆転を許して1-2で敗戦。
リーグ戦4試合振りの敗戦を喫し、順位は変わらず9位のままとなった。