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2019.3.4[チーム]

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[ 連載 ]WE ARE GAMBA OSAKA(全20回予定)VOL2 DF藤春廣輝

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「こんなに長く在籍できるなんて、思ってもみなかった」

11年に加入した当時の自分に思いを巡らせて笑う。もちろん、学生時代から培った『スピード』には自信があった。だが『武器』さえあれば生き残れるほど甘い世界ではないと自覚していたからこそ、危機感から解放されたことはなく、だから、常に目の前のことだけを考えた。
「本当に1日、1日が勝負だと思っていたので、とにかく毎日の練習で悔いを残さないよう、持っている力を出し切ることだけを心掛けていました。それで無理なら自分に諦めがつくから。半年後の自分すら想像したことはなく、常に『今日』に賭けていました」

結果的にそこからの8年間、ほとんどのシーズンでスタメンに定着し、9年目の今年も開幕戦のピッチに立った。脳裏にはいつも「試合に出場しなければプロサッカー選手としての成長はない」という考えがあったことを思えば、その事実も今のキャリアに繋がった理由の1つだろう。だが、それらは全て「あの人なくしてはあり得なかったこと」だと藤春は言う。遠藤保仁の存在だ。練習でも、試合でも、彼から送り込まれるスペシャルなパスは藤春を奮い立たせ、欲を膨らませる原動力になった。
「練習でも試合でも、ヤットさんのパスを受けられることがガンバでプレーする最大の楽しさでした。実際、試合に限らず、普段の練習でも常にヤットさんからは、ヤットさんにしか出せない特別なパスが出てきますからね。そのパスを受けたくて走り続けてきたし、ヤットさんが同じピッチにいる時が、自分が一番、生きると思ってプレーしてきました。裏を返せば、ヤットさんがいてくれたから、僕もガンバで生かしてもらえてきたんだと思う。それは今も変わりません。ヤットさんからの『ゴールに近づけるパス』を信じているから、何回でもアップダウンを繰り返せる。それが、自分の力となって、すごい選手が揃うこのガンバでプレー出来てきたんだと思います」

そうして時を重ねる中で、最近は周囲から「ガンバ以外でプレーするイメージが沸かない」と言われることも増えた。そのことは彼にとって嬉しい評価で、誇りでもあるそうだ。と同時に「この先もできるだけ長く、ガンバでプレーしたい」という思いにも繋がっている。だが、そう思えばこそ、チームに必要とされる選手でい続けなければいけないと言う。
「ガンバのサッカーを成立させる上でヤットさんは欠かせない存在だと思うんです。僕はまだそういう絶対的な存在ではないけど、この先、自分がもっと成長することで、自分がガンバにいる価値を示したい。それがあって初めてガンバでのキャリアも続けられるはずですしね。だからこそ、これからも黙々と、ガンガン走ります。試合が終わった時に『今日は、体力が有り余ってるわ』ってことになるくらいなら、全身が痙攣してぶっ倒れる方が幸せだから」

走っても、走っても、走り続ける。自分らしく、ガンバのために。その姿を示し続けることが、ガンバのエンブレムを胸にピッチに立つ責任だと思えばこそ。


Interview and text by Misa Takamura
次回掲載予定日:2019/3/25

Back Number
VOL1 DF三浦弦太
http://www.gamba-osaka.net/news/index/no/9091/