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2019.4.8[チーム]

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[ 連載 ]WE ARE GAMBA OSAKA(全20回予定)VOL4 GK東口順昭

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意外にも、自分に『自信』を抱いたことは一度もないと言う。確かに、過去に遡ればそのサッカー人生は、決して順風満帆とは言えない。小学1年生の時に、地元・高槻市でサッカーを始め、ガンバ大阪ジュニアユースに加入したものもの、ユースチームには昇格できなかったし、高校・大学時代は常にスポットライトを浴びていた選手でもなかった。プロになってからも、ケガに苦しめられた時期が長く続いた。

とはいえ、だ。
14年に再びガンバの一員となってからは、自信につなげていいような活躍を見せてきたはずだ。現に同年の『三冠』にも大きく貢献。チームメイトが選ぶ『ガンバTVアウォーズ』ではMVPの称号を得る活躍を示したし、それを機に日本代表にも定着している。それでも、「未だに、自分を信用していない」と口にする。
「GKコーチの松代(直樹)さんにも『なんで、そんなに自信がないの?』って言われたことがあるけど、とにかく僕は自分のプレーにも、考え方にも自信が持てない。だからすぐ周りの人の言葉や考え方に感化されてしまう」

だが、そのことは何もマイナスに働いてきたわけでもない。事実、自信がないから慢心することなくサッカーに向き合ってきたし、危機感は練習をやりこむことで力に変えてきた。
「『このやり方が正しい』って思えるものがないから、周りに言われることは素直に受け入れ、『これでいいんかな』『あれもやってみよう』といろんなことにチャレンジしてこれた。それが今の自分に繋がっていると考えれば、自信がないのも悪いことじゃないかも」

そんな風に自信のなさを力に変えて成長を求めてきた中で近年、感じているのがチーム内での立ち位置の変化だ。14年に加入した時は27歳で、自分がひたむきにプレーすることしか考えていなかったが今は違う。32歳になり、自分に責任を課すことも増えた。
「14年は、ある程度、完成したチームに入って、みんなの勢いに引っ張られて必死にプレーをしていたら『三冠』に繋がった。でも今は自分のことだけ考えてガムシャラにプレーしていればいい、という歳でもない。ただ、だからと言ってGKである僕が『チームを勝たせる』存在ではいけないとも思う。最後尾のGKが目立っているようなチームでは優勝は争えないから。だからこそ、僕はフィールドにいる選手やチームを後ろからどっしりと支える存在でありたい。それが近年、遠ざかっている『タイトル』のための自分の役割だと思っています」

思えば、ジュニアユース時代、家長昭博(川崎フロンターレ)や本田圭佑(メルボルン・ビクトリーFC)と同期だった東口は、身長が伸び悩み、フィールドにいる彼らよりも小さな体でゴールマウスを預かっていた。その当時を振り返り「前線の攻撃力が凄すぎたので、僕がミスをして点を取られても負けることはなかった」と東口。だが、今は、ガンバらしく攻撃が躍動し、勝つために自分が存在していると言い切れる。その変化は、再びガンバのユニフォームを纏って戦う彼の誇りでもある。



Interview and text by Misa Takamura
次回掲載予定日:2019/4/15

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VOL3 マネージャー 橋本篤
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VOL2 DF藤春廣輝
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VOL1 DF三浦弦太
http://www.gamba-osaka.net/news/index/no/9091/